星織ユメミライ 感想

大変面白かったです。
攻略した順番にルート感想。

そらルート
学生編
天文学部の発表を頑張るわけですが、みんなでドーム作ったり、主人公と二人でバイト頑張ったりと行事の準備に力を入れている様子が丁寧に描かれており、青春しているなあという感じでとてもよかったです。
あと、ドーム1つ目駄目になってからの立て直しに主人公の特技が役にたったりとするところも良かったし、師匠や商店街の人たちのサポートもとてもうれしく感じました。
そらは見た目は結構好み(Hシーンは使ってないけど)で、無口で積極的にコミュニケーション取るタイプではなかったけど物語を通し成長して行く姿が良かったです。
プラネタリウムの説明役を見事に果たす姿は見ていて胸が熱くなりますね。

After
お互い夢に向けて頑張り、支えあっている感じが凄くいい。そらはすごく成長していて、すっかり良妻って感じですね。
建築関係での吾妻師匠とのやりとりとか学生時代の仲間との再会とか「あぁ、いいなあ」って思える場面がいっぱいあって終始楽しかったです。
あと、主人公が教師もの以外で普通の社会人している様子が丁寧に描かれているエロゲが私としては珍しく、
仕事がなさ過ぎてもあり過ぎても困ってしまうあたりに妙な共感を覚えつつプレイできたのも新鮮で面白かったです。

透子ルート
学生編
悪くはないけど主人公&ヒロインが周りと協力して何かを成し遂げたみたいなところがないので、そらルートに比べると薄く感じた。七夕祭りの準備も透子と一緒に何かしたという感じが全くしないですしね。
あと、「良いご両親だ」との透子談だけど転校連発させるとか、もうちょっと子供の事考えてやれよって思ってしまいました。最終的には丸く収まりましたけどね。

After
こちらは良かったです。
透子にもやりたいことがちゃんと見つかってよかったね!というのが一番の感想。
アフターの透子は学生編より何割増しかでなぜかかわいく見えた不思議。髪型のせい?

夏希ルート
学生編
主人公と協力しながら夏希がどんな写真家になりたいか目標をはっきりさせていく感じが良かったです。
あと、写真を通して天文部と自然科学部との交流があるものいいですね。

After
告白テロよかった。
あと、同窓会もいい感じでしたね。秀一良いやつすぎますわ。

真里花
学生編
最初から好感度MAXなのでむしろ主人公が攻略されていたような気がする。
そらルートもそうでしたが、真里花ルートの七夕祭りの準備はみんなで頑張るタイプだったのですごく良かったです。
実際の展示内容もすごくて感動してしまった。
真里花は病弱だったけど涼介に追い付くために、喘息を克服しようとするなどとてもがんばり屋で素直に好感が持てました。
また、控えめな性格だけどHになるとすごく感じちゃうギャップがとてもよかった。
あと、真里花パパも娘思いなのがよく分かるパパでいいなあと思いました。

After
まず何と言っても結婚式の真里花の両親へのスピーチが素晴らしくて泣けました。
真里花 と両親の間の深い愛情が伝わってくるスピーチで胸が一杯になりました。
スピーチまでに真里花の両親との交流を丁寧に書いてきた事が大きな感動に繋がったと思います。出番皆無の透子の両親になんとなく好感が持てなかったのとは対照的に思えます。
真里花自身は終始良妻モードで申し分なかったです。素晴らしいの一言。そんな真里花の幸せそうな姿を心ゆくまで見る事が出来て大満足でした。

美砂
学生編
恋愛とかH方面に鈍そうな第一印象でしたが、話が進んでいくと思いのほかエロエロになってくれてよかったです。
七夕祭りは天文部展示やめるって流れだったから大丈夫かなと思ったが、ちゃんと天文部要素も取り入れていて一安心。

After
他のキャラのアフターに比べてあっさり終わった印象。
Hシーンは好みの構図多くて良かったです。特に日焼け跡が残った状態でのHが良かった。

律佳
学生編
ものすごくかわいい。個人的にはかわいさNo1。
徐々に仲良くなっていく過程での初々しさがたまらないですね。
律佳視点での描写もかなり入っていて、恥ずかしがったり喜んだりしている内心が垣間見れたりするのが悶えますね。
お弁当の献立考えるときに、涼介が喜んでくれるか考えちゃうあたりとか、LIMEのメッセージに一喜一憂したりとか、初デートの誘いの所とか、
書いていくときりがないくらいにかわいくて悶えるポイントが満載でした。
ストーリーは律佳が夢を取り戻していく話で、展示の内容の比重が大きかった他のルートとは毛色が違う感じでしたが、
律佳の心理や妹のめぐるとの交流などが丁寧に描かれていてこれはこれで良いシナリオだったと思います。

After
学生編に引き続いてやっぱり律佳のピアノ関係の話が中心のアフター。建築関係の話とかは少な目です。
その分、「律佳の夢」、「二人の目指す将来」、「イチャラブ」、「律佳視点での可愛さ満載」的な要素がガッツリ詰め込まれていてとても満足できました。
しかしすっかりエロい娘になってしまって最初のころに気持ちの良い場所を探していたのが懐かしいくらいですね。


その他のキャラについて
主人公
良主人公。
ヒロインをはじめとする周りの人たちに何かあった時に、無責任に根拠のない言葉をかけるだけではなく、自分で解決のために調べ、考え、行動を起こすところが凄くいい。
これならヒロイン勢が惚れるのも納得の格好よさ。主人公が良いと、エロゲそのものが気持ちよく楽しめますね。

秀一
良き友人キャラ。彼女持ちなので安心感があるし、恋愛相談もできるという素晴らしい存在。仲間思い出、色々協力してくれたりするのも嬉しいね。

吾妻師匠
こんな感じの尊敬できる上司が持ちたい。
ルートのよっては学生時代から力を貸してくれることもあるしこれは主人公が心酔するのもわかる。
仕事ができるだけじゃなくて人間味に溢れていて仕事以外でもいいアドバイスをくれるところも良かったですね。

めぐる
素晴らしい妹。登場するまでは律佳とどろどろの喧嘩が始まらないかと不安になりましたが、そんなことは全く無く姉想いのとてもかわいい妹でした。
律佳ルートで感動するところの半分以上はめぐる絡みだった気がします。

まとめ
どのルートもそれぞれに良さがあり楽しめました。
とくにそら、真里花、律佳ルートがとてもよかったです。
前作はちょっとどうだろうって思いましたが、これだけ良い作品を作ってくれるとなると次回作にも期待大です。